Try Angleでは「病気や障害の有無にかかわらず誰もが旅行を楽しめる社会」を目指し、様々な活動を行っています。そのうちのひとつが「遊びのサークル」です。
遊びのサークルでは、BBQや海水浴、そり遊びなど、子どもたちが障害の有無にかかわらず遊びを楽しめる場づくりを1シーズンに1~2回程度開催しています。
今回は3月3日(日)にコロナキャットボウル金沢店にて『みんなでボウリングやってみよう!』を行いましたので、その模様をご紹介します。
※今回のイベントは、パブリックリソース財団Y’sファンドD&I基金の助成を元に開催しました。
投球補助台「INUCOLO(イヌコロ)」をお借りしました!
今回の企画はINU project(イヌプロジェクト)さんのご協力のもとで行われました。まず、イヌプロジェクトさんよりお借りした「INUCOLO」(イヌコロ)について簡単に説明します。
「INUCOLO」はその場で簡単に車いすに取り付けでき、機器の上部に置いたボールを車いす操作により投下します。スピードや位置関係などユーザー自身のコントロールが要求されるため、ゲーム性がより一層高まります。(参照:http://inu3.jp/)
今回の企画では2台の「INUCOLO」を利用し、「INUCOLO」を利用する人もしない人も合わせて6組22名でゲームを楽しみました。(スタッフも含む)
始球式にもチャレンジ!
まずTry Angleの須田より挨拶、イベントの流れなどの説明がありました。
その後、各グループ(家族)でそれぞれのレーンに分かれ投球練習を行いました。「INUCOLO」を調整したり、投球台での感覚を確認したり、それぞれ練習を行います。
ボーリング場からのご提案もあり、始球式のイベントも開催しました。ストライクが出れば、全員にお菓子をプレゼントしていただける、ということなのですが、はたして……!?
参加者を代表して、6歳のお子さんがチャレンジ!
抱っこされて投球台からボールを転がしました。
注目を浴びてそわそわしながらもヨイショ!
残念ながらストライクは出ませんでしたが、ピンを5本倒すことができました。
1レーン1家族ごとに分かれてゲームを開始!
今回は家族ごと(グループごと)でそれぞれのレーンに分かれました。
お父さんのスーパーショットに場が盛り上がったり、ハイタッチして喜んだり、参加者の皆さんがそれぞれのペースで楽しむ様子が印象的でした。
一人ではプレイが難しいお子さんも、「INUCOLO」を使って自分でボールを押して、家族と一緒に、抱っこされながら、投球台から、スイッチを操作して……など、それぞれに合うやり方でプレイしていました。
お父さんがバギーの位置で狙いを定めたら、自分でボールを押して投球します。
「やったー!!」とっても楽しそうにプレイしていました!
投球台から、お子さん自身の力とご両親の介助で「それっ!」
こちらのお子さんは、スイッチを押して、電動の椅子と投球台を動かし、その反動でボールを転がす方法にもチャレンジ!
たくさんの創意工夫や、チャレンジする姿が見られました!
参加者の感想
参加された親御さんからは、
「だんだんと、自分で手首を動かしてボールを押すのも上手になったように感じ、体験できてボウリングというものを少し分かったのかなと思います。翌日も1日ニコニコで、学校の先生にも驚かれるほどでした。普段はなかなかイベントには参加しない夫も、楽しくて良い思い出になったようです。」
「息子も娘も慣れない環境に終始ソワソワしていましたが、このイベントが無かったら経験できていないと思うので、参加して良かったです!」
といった感想をいただきました。
障害のあるなし、大人こども関係なく、競い合いつつ楽しめるのは、ボウリングならではだったのかな、と感じました。
ご参加いただいた皆さん、INU projectさん、ありがとうございました!