Try Angleでは、2026年6月14日(日)~8月16日(日)にかけて、「医療的ケア児の権利保証とセーフガーディングを考える」オンライン勉強会を開催します。
「子どものセーフガーディング」とは、子どもに関わる大人による虐待や搾取、権利侵害を防ぎ、子どもが安心・安全に活動できる環境を組織として整える取り組みです。
勉強会開催への思い
私たちは、病気や障害の有無にかかわらず、誰もが安心して旅行を楽しめる社会の実現を目指し、医療的ケア児とそのご家族の「やってみたい」を形にする取り組みを続けてきました。
一方で、医療的ケア児や重症心身障害児の中には、言葉や身体表現で意思を伝えることが難しいケースも多くあります。医療的ケアの内容によって活動に制限が生じたり、子どもたちのやってみたい気持ちを叶えることと、安全性の両立が難しい場面が生まれたりすることもあります。そのため、日々の活動が「周囲の大人のできる範囲」や「経験済みの範囲」で組み立てられ、子ども自身の気持ちや選択が十分に反映されにくい状況が生まれがちです。
医療的ケア児や重症心身障害児が、新たなチャレンジをするときには、たくさんの手が必要です。
だからこそ、まずは周囲の大人が、子どもの権利条約やセーフガーディングの観点を学び、子どもの意思や気持ちを尊重し、活動に反映していく姿勢が大切だと感じています。そこで、Try Angleでは、以下のテーマを連続で学ぶ勉強会を開催します。
- 子どもの権利とセーフガーディングの基礎理解
- 子どもにとっての「遊び」と「まなび」
- 医療的ケア児の多様な意思表示の捉え方と、活動への活かし方
まずは医療的ケア児や重症心身障害児に限らず、広く「子どもの権利」「子どもにとっての遊びや学び」について学んだ後、医療的ケア児や重症心身障害児の「子どもの権利」を保障していくために必要な視点や実践方法を学びます。
ぜひこの機会に、私たちと一緒に学びませんか。
実施概要
日程:
【第1回】6月14日(日)10:00~12:00
【第2回】7月 5日(日)10:00~12:00
【第3回】8月16日(日)10:00~12:00
※全3回の連続勉強会です。意見交換の時間も設けるため、可能な限りすべての回にご参加ください。
※やむを得ず欠席される場合は、アーカイブを共有いたします。
形式:Zoomによるオンライン開催
※お申し込み時の自動返信メールにてURLをご案内いたします。
参加費:3,000円(3回通し)
こんな方におすすめです
- 医療・福祉職、教育関係者、子ども支援に関わるNPO団体関係者
- 子どもの教育・保育などを学んでいる学生の方
- 医療的ケア児の保護者
- 医療的ケア児の外出・旅行・イベント支援に関心のある方
プログラム構成
第1回:子どもの権利とセーフガーディングを知ろう
世界中で子どもたちの幸せを願いながら子どもの権利を実現する活動を進めているセーブ・ザ・チルドレンから、瀬角さん、菅野さんにお越しいただきます。セーブ・ザ・チルドレンが定める「子どものセーフガーディング指針」や「行動規範」をもとに、子どもの権利やセーフガーディングの基礎を学びます。こどもが参加する活動において、身近で起こり得る事例を題材にしながら、まわりの大人が、どのようにリスクに気づき、判断し、行動するか、ともに考えましょう。
講師:
公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン 国内事業部 地域NPO支援事業
瀬角 南さん、菅野 諒子さん
第2回:子どもたちのあそびと成長 -子どものウェルビーイングを学ぼう-
「生まれ育った家庭や環境に関わらず、だれもが幸せに生きていける社会の実現」をめざすChance For All代表理事 中山さんをゲストにお迎えします。
早稲田大学教育学部卒業。日本放課後学会副会長、東京都学童保育協会副会長等を歴任。学生時代から学童保育の現場で活動し、29歳でNPO法人を設立。「生まれ育った家庭や環境に関わらず、だれもが幸せに生きていける社会の実現」を目指して活動を続けています。
こどもの主体性と民主的な場づくりを重視した取り組みを通じて、学童、駄菓子屋、公園、大学等、多様な居場所やあそび場を運営。さまざまな子どもたちが一緒に遊ぶ「あそび場」を大切にしているCFAの実践をもとに、「子どもの声の傾聴」やウェルビーイングに関する知見を学びます。
講師:
NPO法人Chance For All 代表理事:中山勇魚さん
第3回:医療的ケア児の可能性を広げる -「ワクワクアプローチ」を学ぼう-
日々、重度障害児の支援現場において、子どもの育ちの本質を見つめ直し、子どもの主体性と「やりたい」という気持ちに寄り添う「ワクワクアプローチ」を実践されているlaule’a 大郷さん。大郷さんが提唱する「ワクワクアプローチ」の考え方や、あそびの実践、社会とのつながりを作る方法について、具体的なエピソードを交えながらお話いただきます。
講師:
NPO法人laule’a副理事長・作業療法士 『「ワクワクアプローチ」で広がる医療的ケア児の遊び』著者
大郷和成さん
たくさんの方のご参加をお待ちしております。